『柔道部物語』での気づき①

 先日、父に頼まれて小林まことの『柔道部物語』をメルカリで全巻購入しました。

一晩で一気読みしてしまった…。小林まことさんの漫画は本当に面白い。『1・2の三四郎』『ホワッツ マイケル』もオススメ。

 中学は吹奏楽部でサックスを吹いていた主人公「三五 十五」が、高校から柔道を初めて日本一になる物語です。
 展開の面白さに加え、登場するキャラクターの個性が豊かで、読みながら何回も声を出して笑いました

 また、この漫画は面白いだけではありません。80年代の漫画ですがメンタルの部分は参考になることが多いのです!
2回に分けて、柔道部物語について書いて行きます

 コーチングやメンタルトレーニングの世界では、自分の言葉をプラス思考の言葉にすることがよいとされています。

 私たちは知らず知らずのうちに周りの言葉を吸収して育っていきます。そして、知らず知らず周りの言葉に洗脳されていくのです。極端な例えですが、生まれてからずっと「君は何もできない」と言い聞かされて育った場合、「どうせ俺は何もできない」と考える子が育ってしまうということです。

 また、人の脳は「誰が言ったか」が分からないとされています。
誰かに「勝てっこない」と言われるのと、自分で「勝てない」と独り言を言うのは大差がないということです。

 周りから「できない」と言われ、自分も「できない」と口にすればするほど、何かを達成させるイメージがもてなくなるのです。

『柔道部物語』の部員たちは、強豪校にボロボロに負けて一念発起します。そして初めに行ったのは↓のトレーニングでした。

『柔道部物語』2巻 p118〜123より

 この練習を始めてから、主人公のいる岬商柔道部は快進撃を続けていきます。

ちょっと恥ずかしくも思えます。でも、これをみんなでやれるあったかい雰囲気があったらチームは強くなると思いませんか?次回は、チームの雰囲気について書きます。

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