自分の根底にあるもの

 大学を卒業してから今日まで、「ビデオニュース・ドットコム」のダイジェスト動画を楽しみにしている。
 「ビデオニュース・ドットコム」は、日本初のニュース専門のインターネット放送局でジャーナリストの神保さんと社会学者の宮台さんの司会のもと様々な社会問題・時事問題に切り込んでいく。
毎回示唆に富んだ内容で、いつも月額550円の会員になろうか悩んできた。(はっきり言って破格だが飛び込めない…)

 今回のダイジェスト動画は「見田宗介(=真木悠介)教授追悼特別番組」のものだった。

それで「見田宗介が亡くなった」ことを知った。
衝撃だった。

大学生の時読んだ見田宗介さんの本。当時、担当教授に「全部読む!」と言って結局、この3冊しか読んでいない…。

 読書が大の苦手だった私が、初めて難しい本を読んで震撼した。
読んだ見田の本は三冊だけ。しかも全て新書。それでも頭にこびりついて離れない感覚がある。
久々に読み返してみた。すると、大学生の僕が赤線を引いた文があった。

『社会学入門』p40
「さまざまな社会を知る、ということは、さまざまな生き方を知るということであり、「自分にできることはこれだけ」と決めてしまう前に、人間の可能性を知る、ということ、人間の作る社会の可能性について、想像力の翼を獲得する、ということです。」

 多分これが、子どもたちに伝えたいことなんだろうと感じた。
今私は子どもたちを「たくさん外(練習試合)に連れて行きたい」「たくさんの人と出会わせたい」
「よいチームから学び、よいチームを目指してほしい」と考えている。

私にとって、卓球は「可能性を知る」ためのツールである。

 大学の時出会った言葉が今と繋がっていることに気づけた!
見田宗介さんの著作をもっと読みたい。『気流の鳴る音』というのが面白いらしい🧐

コメント

タイトルとURLをコピーしました